これはいい。ふろ上がりのアイテム
最近、面白い足ふきマットを購入しました。
正確に言うと足を「ふく」というよりは、乗るだけで足が「乾燥する」という感じのマットです。
珪藻土からできているマットで、表面はつるつるです。こんなもんで足がふけるのかなと思うのですが、のってびっくり!足の裏の水気が全くなくなる!
最初乗ってみると、なんか足が砂っぽいな(表面の手触りではないです。なんとなくそんな感じになるのです。)と感じて、やっぱりこんなものだめと思うのですが、ふと足の裏をみると水分なくピッカピッカ。たぶん、水分が吸い取られ過ぎて、足の裏がさらさらすぎてそう感じるのでしょう。
これまでの布やら、すごく吸収するというようなマットでは、なんとなく足の裏がしっとりというかじっとりしていたのですが、これは本当にさっぱり水が切れる。とても快適です。
お勧め!
不安 悲しみ 怒り 恐怖 とどう付き合うか
人生には良い時もあり悪い時もあり。
当然、不安になったり、悲しみが襲ってきたり、怒りや恐怖が湧きおこってくることもあります。
ネガティブな気分になる時には、なぜこんなに不幸なのかとか、色々なネガティブな考えも浮かんでくることもあるでしょう。
時にどうしようもなく精神科医のもとに来る人もいるでしょうが、ほとんどの人は自分なりに対処しています。
もちろん出来事の大きさ次第でなかなか気分を回復できないこともあるだろうけれど、気持ちの切り替えがうまい人とあまりうまくない人がいるのも、みなさんの実感としてあるのではないでしょうか?
下記の本はとても良いヒントが書かれていると思います。気持ちとどう付き合うのか?臨床心理士からのメッセージです。この方は国立精神神経センターの偉い先生です。自分の経験談も交えながら親身にアドバイスをくれるような本です。
感情の意味とは?どうしたらネガティブな感情も自分の味方になるのか。どんな方にもお勧めできる本です。
感情の「みかた」 ?つらい感情も、あなたの「味方」になります。
- 作者: 堀越勝
- 出版社/メーカー: いきいき
- 発売日: 2015/06/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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さて、一方で、気持ちの切り替えが不得意だからといって、悪い事ばかりかというと、そうでもないと思います。辛い人の気持ちを想像する幅が広いでしょう。うまい表現方法があれば、芸術、小説などの作品になるかもしれません。
色々な名作と呼ばれるものは、色々な人の苦悩と響き合い人間の孤独をいやしてくれるのかもしれません。
お金のため方について
就職してすぐのころはお金に余裕はなかったので、お金でお金を増やすということはあまり実感がわきませんでした。
何せ利率が低いし貯金したところで知れています。それならしっかり仕事を増やすなりしたほうが随分と効率が良いと思っていました。
それから、お金でお金を稼ぐなどというのは、何か不自然で誰かからお金を取っているような感じがして嫌でした。
そうは言っても、世の中では株、株言っているし、昔の立派な人の書籍でも貯金や投資の話が書いてあったので、頑張ってほしい会社にお金を出して自分の代わりに社会貢献してもらおうという意味で社会人になってから3年目ぐらいから株を始めました。
ちなみに、昔の立派な人の書籍というのは、
この本はなかなかお勧めです。とにかく継続して努力しようとその時は思わせてくれる本です。
さあ、また話を戻すと、当時株をやっていると何となく儲かったりもするのですが、結構いつも株のことが気になってしまって、株価チェックに時間を取られるようになっていきました。(大した時間ではないですが)
一日の単位で上がったり下がったりで、ゲームの様であまり世の中の役に立っているという感じがしなくなっていました。
それでしばらく株も買った分だけ保有して持って置いて、本業を頑張るようにしていました。
ところが、またしばらくすると収入も増えてきて、そうすると住む場所も変わったりして、そうすると周囲にいる人がお金持ちになって、「比較」の悪魔がでてきます。
仕事は家庭とのバランスを考えるとこれ以上増やしたくないので、またもや「投資」が舞い戻ってきました。友だちに証券会社の社員がいるので聞いて見ると「投資信託はやめとけよ。ぼったくられるぞ。」と言われました。でも株も前の記憶があるのでやめとこうと。そんなこんな考えるうちに時間が経ちました。ところが、下記の本に出会ってしまったのです。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これがかなりシンプルに書いてあってわかりやすい、指示も明確。友人の言っていた言葉もこういうことかとなんとなくわかりました。それでも投資信託(インデックスで手数料少ないやつ)をやるかどうか迷っていました。
すると今度はこんな本に出会いました。
【図解】ピケティ入門 たった21枚の図で『21世紀の資本』は読める!
- 作者: 高橋洋一,
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ノーベル経済学賞を受賞した人の話を分かりやすく解説してくれている本です。私の理解では、経済は拡大していく、働いて得る利益よりも、資本が資本を生む利益が大きいので、どんどん格差が開く、というものです。
生き物の命は生存競争。そう思うと、お金でお金を増やそうという考え方がよいか悪いかさておいて、自分自身生き残らなければと思ってしまって、投資に手を出すことにしたのです。
結局方法としては山崎さんの本に従ってしまっています。誰が本当のことを言っているのか専門家じゃないと分からないのかもしれませんが、個別の株に頼ると言うよりは全体的な経済の成長に期待するという姿勢、特定の証券会社を儲けさせるというよりは、なるべく消費者に損にならないような手数料を選ぶという点で、良いのかなと判断しています。
どれも面白い本でした。
しかしながら、投資は自己責任ですので、良く考えて進んでください!
(ちなみに、就職してしばらくしてから買った株の値段は知らない間に3倍ぐらいになって儲かっていました。これを見ても、経済って成長していくんだなと実感したところです。一方で、上司に電力、ガスは崩れないと言われて買った株はガタ落ちしてこちらは大損でした。でもトータルでも結構もうかって良かったです。売ってないけれど。)
小学校低学年から 四字熟語・ことわざ の勉強
3年生ころの塾の試験を見て見ると、ことわざ系の話が時々出ているようです。
ことわざや四字熟語は人生の教訓にもなるので、単なる知識よりもとてもよい勉強だと思います。
ではどうやって勉強すればよいでしょうか?
私が実践して思うように行かなかったのは、1.トイレにことわざや四字熟語を貼って覚えてもらう、2.ことわざや四字熟語の成り立ちを調べて教えてあげる、です。
短期的には子どもも少しずつ覚えていい感じだったのですが、なんせ、こちらの労力が継続しない。それで途中で中断してしまいました。
一方で、とても良かったのは、ことわざや四字熟語のマンガです。書店で色々見ていて特に良かったものは次の本です。
オールカラー マンガで身につく! ことわざ辞典 (ナツメ社やる気ぐんぐんシリーズ)
- 作者: 青山由紀
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2016/06/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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オールカラー マンガで身につく! 四字熟語辞典 (ナツメ社やる気ぐんぐんシリーズ)
- 作者: 青山由紀
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2016/06/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
どこがよいかというと、1.収載されていることわざ、熟語の数が他のものより多い!2.4コマ漫画の内容も楽しい!、3.成り立ちについても結構書いてある、4.同じような意味の熟語なども掲載されている
2年生の子どもにも読ませましたが、意味はまだはっきりしないものの、言葉を覚えています。言葉を覚えていたら、意味を教えてあげたらそのうち段々わかるようになると思います。マンガが楽しいので、何度も読んでいます。お勧めです。
確認がとめられない、汚さが耐えられず洗浄・掃除がやめられない 強迫性障害 おすすめのセルフヘルプ本
強迫性障害の本もたくさん出ているのですが、いくつか読んでみてこれはお勧めと思ったのは下記の本です。結構分厚いのですが、そのぶんセルフヘルプの治療としてはかなりしっかりしていると思います。そうして、こまかな技も詳しくてとてもよいと思います。
初めて受診される方をみていると強迫性障害という病気があることを知らないことがほとんどです。
ガスの元栓、戸締り、鍵の開け閉めの確認が止められず何分も何分もしてしまう。手が汚いと思って、ずっと手洗い。風呂が長い、歯磨きが長い。掃除がずっと止まらない。汚いと思ったらうふき続ける、洗い続ける。
どれか一つでもあって、日常生活や仕事に支障がでているようであれば、やはり治療が必要な状態と言えましょう。
強迫性障害を自宅で治そう!―行動療法専門医がすすめる、自分で治せる「3週間集中プログラム」。
- 作者: エドナ・B.フォア,リードウィルソン,Edna B. Foa,Reid Wilson,片山奈緒美
- 出版社/メーカー: ヴォイス
- 発売日: 2002/09/01
- メディア: 単行本
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不安障害は中核に不安があり、その不安を回避することで症状が強くなるという仕組みがあります。
鍵が閉まっているか不安→確認→不安がやわらぐ→確認
こういう悪循環を繰り返しているとどんどんこの行動が強化されてしまいます。
不安が確認をしなくても徐々に弱まることを体験することが治療の中心です。
この本はそこらへんがうまく工夫されています。
強迫性障害 まとめ研究
大人の強迫性障害のまとめ研究について調べて見ました。
色々な研究をまとめて、最終的にどうなの?という研究(メタアナリシス)を調べましたが、今回はネットワークメタアナリシスというのが検索で見つかりました。
通常は、治療しない群とある治療の比較で治療が効果あるの?とか、治療Aと治療Bの比較でどっちが効果があるの?差がないの?とか調べた研究を集めて、そのペアでの優劣の結論を出します。
ところが、このネットワークメタアナリシスでは、とりあえず、色々な比較をした研究を集めてきて、じゃあ、全部合わせてどの治療がよいか、というのを見る、かなり画期的な研究です。しかも、直接比較していないものも、この計算方法では優劣がわかってしまうということです。
研究者の中には、ネットワークメタアナリシスが本当に良いものか異論を唱える人もいるようですが、そこは研究者に任せてお効果なと思います。
すくなくとも私たちの判断材料にはなるでしょう。
2016年の研究なので新しい研究です。
ランセットという有名な雑誌の精神医学版に掲載されていました。しかも本文が無料で見れます!
この論文の中では53の研究が分析に含まれています。
薬剤では各種のSSRI、クロミプラミン(三環系抗うつ薬:アナフラニール)、それから薬草(西洋オトギリソウ)、心理療法では行動療法、認知療法、認知行動療法、併用療法では認知行動療法とフルボキサミン(SSRI:デプロメールやルボックス)、行動療法とクロミプラミンが解析に入れられています。
解析の結果、偽薬との比較が表になっています。
http://thelancet.com/action/showFullTableImage?tableId=tbl2&pii=S2215036616300694
これを見ると、薬剤も心理療法もいずれも効果がある。しかし、心理療法のほうがより効果が強いようです。行動療法と認知療法ではそこまで開きはなさそう。認知行動療法がそれ以外と比べると弱いかなという印象(薬草は効果あるとはいえません。どちらかというとない可能性が高そうです。)
薬剤と心理療法を比較すると
http://thelancet.com/action/showFullTableImage?tableId=tbl3&pii=S2215036616300694
行動療法と認知療法が薬剤より有効だということがわかります。
ただし、注意しなければならないのは、行動療法など心理療法の研究をよくよく見ると、ほとんどで薬剤も使用されていたということです。
ですので、総合すると、心理療法(行動療法、認知療法、認知行動療法)+薬剤がいいのではという結論がされています。
研究結果から言うと、心理療法では行動療法がよいのかなと思いました。
フランシス・ベーコンの絵画
フランシス・ベーコンの絵画は非常にグロテスクに見えるのですが、どうも私の心を捕えて離さないのです。
全体として苦痛に満ちた感じで、ベーコンのインタビューでは”神経に直接働きかける”というようなことが書かれてあったように思います。
精神科は話をよく聞くというイメージだと思いますが、傾聴・共感という言葉が良い意味でつかわれます。転移という言葉が精神分析であるのですが、それは、患者さんがこれまで体験してきた人間関係の中での感情が、治療者である私に向けられることを言います。
私自身の解釈では、転移というのは患者の体験に、深い共感、あるいは聞いていながら自分も深い体験をするということのように思います。治療的にはそれをさらに観察する目を持つのが専門家ということだと思いますが、フランシス・ベーコンの絵画を見ていて思うのは、そこに深い共体験が生まれているのではないかということです。
フランシス・ベーコンは様々な苦悩を持っていたと思いますが、それは人間である以上誰しもが抱えている者だと思います。苦悩という言葉は、読み手によって色々なイメージとなるでしょうが、フランシス・ベーコンの苦悩は彼の絵画だったのではないかと思います。それを見て、神経的に自分の苦悩に響くのかなと思いました。それで、なぜさらに深く落ち込まないかというと、その響きの中に彼とともにあるように感じるからかもしれません。
またフランシス・ベーコンの絵画は命が単なる肉の塊や物のように描かれているように思います。私はそれが生きる苦悩からの解放を表現しているように思われて、そこも虚無的ではありますが、ある意味の癒しのように感じられています。
強烈なネガティビストは、強烈なポジティビストにも思われるというのは私の持論です。
フランシス・ベーコンの本は、作品を好きな方だけではなくて、美術系の方にも、それ以外の方にも色々なインスピレーションを与えてくれると思います。下記の本は非常にお勧めです。
- 作者: デイヴィッドシルヴェスター,フランシスベイコン,小林等
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1996/06/25
- メディア: 単行本
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もう一冊インタビューがありますが、そちらはあまり深くないように思いました。インタビュアーによって随分と引き出されるものがちがいますね。