拒食症 精神分析治療による効果 まとめ研究
今回は心理療法の中でも歴史の深い精神分析で拒食症を治療した研究のまとめをした研究の要約を読んでみました。
11研究で合計655人の参加者を含んだまとめです。
40回以内の精神分析治療をした研究を集めています。
ただ、このまとめは拒食症だけではなくて、うつ病、不安障害、境界性人格障害の参加者も含んでいます。
ですので、メインに知りたい拒食症治療ど真ん中という訳ではありません。
何と比較したかはしっかりとは書かれていませんが、通常の治療と比較していると思います。
その結果、差があるとは言えないという結果でした(差がないとも言えない)。
精神分析としては40回というのは短期間の治療かもしれませんが、長いですし、そこまでの効果が出ていないというのが現状のようです。
拒食症 抗精神病薬による治療 まとめ研究
摂食障害に対する抗精神病薬の効果はどうなのでしょうか?先日検索した論文のうち、2つの論文要約を見て見ました。
まず、この研究ですが2012年の研究なのでやや古い。
でも色々な研究を集めてきて、総合してどうかみる研究なので信頼性は高い。
この論文も結論的には効果があるとも無いともいえないと言う結果です。
8つの研究、トータルの参加者は221名が解析につかわれました。
・体重への効果は偽薬や通常の治療と比べて差があるとは言えない(差がないともいえない)
・拒食症全体の程度、体系についての考えの異常、気分の落ち込み、不安も体重と同様、偽薬や通常治療と比べて差があるとは言えない(差がないともいえない)
・クエチアピンという薬のみ摂食障害への姿勢や不安が改善していた。
・しかし、眠気は抗精神病薬を使った方が多かった。
ということです。
こちらの研究の要約は情報量が少なくて、良い研究かどうか判断できません。
ただし、抗精神病薬を使用した方が気分の落ち込みは改善したという結果がは出ているようです。
2013年の研究、ちょっと古い。
どのくらいの研究や参加者が解析に使用されたのかは要約からは不明。
・体重や、体系への異常な考えは差があるとは言えない(差が無いとも言えない)
・不安や摂食障害の程度についても比較しているけれど、要約からそれが意味のある差であったかどうかは不明
というわけで、情報が少なくて済みません。
いずれにしても、もっと研究を重ねていただき(本当に大変だと思いますが)、差があるのかないのか見極めていただきたいところです。
摂食障害治療 抗うつ薬 2006年のまとめ研究
先日検索した中の論文の内、下記のものを読んでみました。
結論的には「結論がでない」というもどかしいものでした。
色々な研究の結果をまとめて、全体としてどうかという研究なので信頼性はおけるのですが・・・
まず、この研究、古いです。
2006年なので10年以上前の結果と言うことを踏まえるが必要あります。
7件の研究が見つかったけれど、情報の質が悪くて結論が出せないということ。
情報の質の悪さというのは・・・
- 研究に参加している人数が少ない
- 7つの研究の結果を合わせようにも、それぞれが別の物差しで結果を見ているので合わせることができない。
- 7つのうち4つが偽の効果がない薬と抗うつ薬を比較しているけれど、意味のある差があるとは言えなかった(これは差がないといいきれるわけでもない。つまりよくわからないという結果)
わからないですね。
幼稚園・小学校1年生からできる国語アプリ
・記憶系のものは本当にアプリが便利です。ちょっと教えておけば、あとは勝手に子どもがやってくれます。
効果ですが、まずまずあると思います。小学生になって読むほうはあまりこまってはいませんでした。書く系のアプリは精度が低いのと書くのが面倒で子どものモチベーションが下がったりするので、それほど子どもはやっていませんでした。ですので、書く方の効果はあまり期待しないほうが良いかと思います。
幼稚園時代にやった国語アプリでお勧めのものを紹介します。
・ひらがな系
漢字でもそうなのですが、指で書くアプリは精度が低い!めちゃくちゃな字でも正解になってしまうので、アプリとしては、まず読める・認識できることを目標にするのがいいでしょう。
このアプリメーカーのは楽しくて本当につくりが良いです。
・漢字系
1年生のものをやっていくと、1年もかからずに終わってしまうと思います。ですので、このシリーズの2年生のものもやってしまうというのも手です。
小学校への導入をスムーズにする程度として考えてください。書く方は小学校に入ってからで、漢字検定など短期的な目標をつくって、子どものモチベーションを高めても良いと思います。
拒食症治療研究の現在1(検索)
現在、摂食障害、その中でも特に拒食症の治療について研究はどうなっているのか調べて見ました。
PubMedという医学系の研究検索サイトがあります。これで拒食症のことを調べました。
拒食症は英語でAnorexia Nervosaというので、この検索語を入れて見ると・・・
14,533の研究がありました。
多すぎるので、研究の中でも特に信頼のおけるもの(=色々な研究を集めてきて、その結果を総合してまとめたもの、システマティックレビュー+メタアナリシスといいます)を検索しました。
検索語は"Anorexia Nervosa systematic review meta analysis"としました。
すると76の研究に絞ることが出来ました。
この研究を見ていくと、多くは治療というよりは原因や診断に関わるものが多かったです。治療に関わるものは私の調べた限り7つです。(本日現在)
それぞれについてはまた論文を読んでみようと思います。
・食事の仕方の介入?
・家族療法
・精神分析
・抗うつ薬
幼稚園・小学校1年生からできるアプリ: 計算編
アプリは勉強の大きな助けになります。
見た目も楽しいし、音楽もあるのであきません。
スピード感があるので、特に素早い計算の練習には持ってこいです。
かけざんまでは最初に手伝うだけですぐに慣れていきます。
デメリットとしては、アプリのスピード感はメリットでもありデメリットでもあります。計算は早くなるのですが、文章題のように思考を要する問題は抵抗感が強くなる印象があります。すぐに答えが出ないからです。
それから、手書きではないので(指で書くものもありますが)、実際に鉛筆をもって計算するのとちょっと感覚が違うことです。
しかし、この2点を考慮してもアプリはお勧めと思います。ユーチューブを見せるよりはアプリです。
今まで試したアプリの中でお勧めのものをご紹介します。
・たしざん、引き算
時間制限もあるし、クリアするとキャラクターがたまるなどの工夫があって、楽しくできます。
・かけざん
算数忍者のかけざん編です。これもリズミカルにできます。小学校へあがる前にかけざんまでマスターできます。
・総合編
これは計算の総合編です。割り算まであるので、長い間つかうことができます。算数忍者よりもレベルが色々あって長いです。また、クリアするとお金がたまってアイテムを買うという仕組みで、これもモチベーションがあがります。
あんざんマンの別バージョンです。これまで紹介したものは、問題があって、その答えを選ぶというものですが、これは答えがあって、その答えになる式を選ぶという形式なので、上記のアプリが簡単すぎるなというレベルになった時にお勧めです。
いずれもそんなに高くない割にはずっと使用できます。インストールしておけば、子どもは勝手にやってくれます。
ゲーム好きな子どもには非常におすすめです!
よかった小学校1年生の算数の問題集
当初は考える力をつけさせたいという気持ちから、計算よりも思考を重視した問題集をしていました。
「サピックスの問題集」や高濱 正伸さんの「算数脳パズル」、宮本哲也さんの「賢くなるパズル系」問題集がそれです。
ところが、学年が上がって、入塾のテストなどを受けていくと、あの考える練習は何だったのだろう?というほど点数に結びつきませんでした。
また、パズルだから、勉強っぽくなくて子どものモチベーションも上がるかなと思っていましたが、最初のうちは楽しくやっているのですが、すぐに普通に頭使う面倒くささというのが出てきて、やりたくない感じがでてきます。そこは困ったところでした。
ただ、そうはいえども、考えるという習慣は少しは身についてもいる感じもします。
一方で、計算に力を入れたつもりはないけれど、どんどん掛け算やらをやらせて行った結果、学校の勉強がつまらないと言うようになり、学校がやや嫌いになりそうな時期があったので、それはそれで心配でした。1年生の内は、学校の勉強もまずまず楽しめるくらいの負荷がいいのかもしれません。
2年生ころからパズルではなくて、少し算数っぽいものの導入がお勧めです。
最終的に、考える系と計算系のバランスが重要という結論に至りました。
というわけでお勧めは、
・考える系
考える系のお勧めは以下の通りですが、注意点としては最初は簡単なのですが、シリーズが進むと急に難しくなったりします。私の子どもは急に難しくなると一気にモチベーションが下がりました。ですので、考える系は一番簡単なのだけやるので十分かなと振り返って考えています。一年生ですし!
宮本先生のシリーズは入門とか初級系は結構楽しんでできると思います。最初は難しいかもしれませんが、一緒にやると良いと思います(問題集の注意書きには親が手を出すなと書いてありますが、ルールやコツを教えてあげた方が楽しくできます。親が手を出すなというのは私は同意しません。)そのうち、自分だけでできるようになります。
きらめき算数脳 入学準備~小学1年生 かず・りょう (サピックスブックス)
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サピックスのは終わったらシールとか貼って達成感があるし、色もついていて親しみやすいです。宮本先生系ではカバーできないパズルがたくさんあるので、これも良いです。
5歳?小学3年 考える力がつく 算数脳パズル なぞぺー(1)
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高濱先生系はサピックスとかぶるので、どちらか好みでいいのではないでしょうか。個人的にはサピックス系の方が色がきれいだったりシールがついているので好きです。でも、高濱先生は数学オリンピックにも参加しているとか、そういう背景でいえば惹かれますが、まあそこまで算数に強くならなくてもよいかな。
・計算力系
それから、Webで
というのがあるので、それもいいですが、プリントアウトは面倒です。
・番外
早めに立体感覚も身につけてもらおうと以下のものもやりました。実際にキューブをつくって、それを組みあわせながら問題を解くという結構画期的なものの感じがしました。途中でキューブを無くしてしまうと一気にモチベーションが下がりますのでお気を付けを。
効果としては、わかりません。パズルや計算ばかりでも飽きるので、この時期は色々な刺激を提示するのがよいのかなと思っています。
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以下の本もやりました。これは展開図からどんな形ができるのかを当てる問題集でこれも画期的と思いますが、やはり効果不明。子どもは結構考えてはくれましたが。
花まる学習会式算数脳ドリル 立体王「入門編」たのしいキューブ100 (学研 頭のいい子を育てるドリルシリーズ)
- 作者: 高濱正伸,平須賀信洋
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計算力の教科としてはタブレットのアプリもかなりお勧めですが、これはまた今度。
くもんを使う方もいると思いますし、それはそれでいいと思います。ただ、塾みたいなものに行く時間があったら小学生低学年なのだから、思いっきり公園とかであそんでほしいなというのが私の家庭の教育方針です。それから、くもんでどの程度思考力が養われるのか、私には疑問です。というわけで、費用・時間対効果という意味で私はいかせませんでした。家で問題集をちょっとだけやれば、親子の触れ合いにもなるし。