精神科医のブログ 臨床・生活・教育・経済

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3歳から4歳の間の教育は影響力が大きいようだ

自分の子どもをどう教育するか?大変悩ましいところです。

 

米国では1962年から1967年の間に非常に説得力のある研究が行われました。

 

3歳から4歳の家庭の恵まれない64人に対して、ウィークデイの朝に毎日2.5時間の教室、1週間に1度90分先生が家を訪ねるというプログラムをしました。

 

この研究はこのようなプログラムを実施する群とそうでない群にランダムに分けて、比較した調査ですので、信頼できる調査です。

 

その結果、IQ自体は4年間フォローすると差が無くなりましたが、40歳時点で両群を比較すると、プログラムを受けた群のほうが、テストの点数が高く、より高い教育を受けて、給料も高く、家を持っている割合も高く・・・ということでした。

 

古い研究ですが、説得力があります。

この研究対象はやや特殊かもしれませんが、早いうちに教育を行うというのは良いようです。

しかしどのような内容で行ったらよいのか?そこは考えどころですね。