精神科医のブログ 臨床・生活・教育・経済

精神科医が語る、医療、生活、教育、経済のブログです。

塾通いについて

子どもの教育について日々悩んでいます。

 

私自身は今までほぼ塾・予備校は通ったことがありません。おかげで若干回り道もしていますが、そのかわり、試験のコツは会得して、大学卒業後の試験は落ちたことがありません。しかし、子どもを持ってからというもの、どういう教育が果たして良いものかと悩んできました。

 

これまで出会った方で、すごいと思える方は、知識、思考、行動、人間性が優れている方々でした。科学的でありながら、歴史を踏まえて、個々の知識を十分咀嚼しているように思うのです。

 

そういうものを身につけてもらうにはどうしたらよいか?

とりあえず、まずは日常生活が人間的であった方が良いかなと思ったのと、考えるということを伝えるのがよいかな、という発想のもと、子どもが小さなころは、よく遊んだりしてみました。勉強といえば、計算というより、少しパズル的な要素があったほうがよいかなと思って、そういう問題集をやってみました。

 

ただ、中学受験を意識して、塾の試験を受けてみると、このパズル的なやり方がよかったのか若干自信がないです。低学年の頃は結構点数が取れて、うちの子は頭がいいなあとおもったりしていたのですが、入塾しようとする3年おわりの試験では良いクラスに入れない点数で悔しい思いをしました。悔しがらせる塾の戦略では、などと言い訳してみたり。

 

パズル自体について振り返っても、思考はしますが、何か目的がはっきりしない。でもって、それで計算力がとてもつくわけでもない。そんなことを経ながら塾へはいりましたが、塾に対する見方が変わりました。塾に対しては、詰め込みだろうという不信感がありましたが、それは間違っていたように思います。

 

子どもは4年生から日能研に通い始めているのですが、テキストが非常によい。なぜこれを学ぶのかという意味から入っている。これだったら、もっと低学年からはいっても(時間がそんなに長くなければ)よかったかなともおもう日々です。

 

でも、まだ模索は続けていこうと思います。