拒食症治療 食事の取り方介入
拒食症治療のまとめ研究として最後になりますが、食事の取り方についての介入がありました。これは2016年の研究なので結構新しいです。
要約を読むと特に拒食症だけを対象にしたものではなさそうでした。本文をちらっと読むと、健康的な食事行動を増やしたり、不健康な食事行動を増やすということを解析しているものもあったのですが、最も重要なのは、体重と思います。
この点については、5つの研究が解析で統合されています。しかし、差があるとは言えないといういつものパターンでした。
今までのまとめ研究をみてみると・・・・
なかなか拒食症を対象にした良い研究はないということが分かりました。色々な試みはされているものの、差があるとは言えないものが多かったです。家族療法は有望かもしれませんが、人により介入の内容にばらつきは大きいように思います。
拒食症ではなくて、過食嘔吐症も含めると色々な研究が出て来ると思います。対人関係療法は摂食障害(拒食症や過食嘔吐を総合した名前)に効果があると聞いたことがありますが、論文は調べてはいません。
対人関係療法は患者にとって一番重要な人との関係を扱うので、若干家族療法にも化するところがあるように思います。
・患者さん向け